物理技でだいたい確一

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【剣盾S5シングル】トゲキッスに抵抗する受けループ【最終67位】

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初めての2桁順位達成。受けループは純正からやや外れました。

 

【組み始め】

受けループを組むにあたって、ダイマ環境に最も適した受けポケモンと考えているHDドヒドイデを始点とし、物理受け1体と特殊受け1体を添える形で選出パターンを組んだ。

その際、天敵かつ頻繁に遭遇するトゲキッスを強く意識し、全員に何らかの抵抗手段を持たせることにした。

 

【個別解説】

構築経緯に沿って解説する。

 

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ドヒドイデ@黒いヘドロ

性格:穏やか

特性:再生力

調整:157(252)-×-173(4)-73-213(252)-55

技 :熱湯 / 毒毒 / トーチカ / 再生


構築の始点かつサイクルの要。

初手で強引に毒を撒き、サイクル戦の突破口を作る役割を担っていた。

相手を毒毒状態にしておくことで、ダイマ切りのタイミングが少し読みやすく感じられた。

トーチカは読み合い全般を有利にするため、ダイマターンを枯らすために採用していた。

この構成だと身代わりや積み技に弱いので、周りの性能(天然、連続技、アンコール)でカバーした。

役割対象:ドラパ、ミミッキュカビゴン、カバ、ギルガルド、ガラルダルマ、リザ、エースバーン、ガエン、パルシェン、ピクシー、トゲキッスアシレーヌ、ナットなど

 

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リーフィア@ゴツメ

性格:陽気

特性:葉緑素

調整:162(172)-147(132)-150-×-85-155(204)

技 :リーフブレード / アイアンテール / 甘える / 光合成

・耐久無振りトゲキッスに対し、通常状態へのアイアンテールダイマ状態へのダイスチルで確定。

・最速ドリュウズ抜き調整。


ドリュとミトムの両方に後出し可能な草タイプ。

不安定要素は当然あるが、これらのポケモンに対処できる術を持つだけ偉いと思う。

ゴツメはドリュを倒すより前に、アイへ突っ張りで光合成のPPが枯らされるのを防ぐため持たせていた。

アイアンテールはキッスの後出しを咎める目的で採用した。

他の草タイプだと宿木で少しずつ削る展開になるが、大きく削れることでサイクルの負荷をかなり抑えられた。

読み合いを制する必要は出てくるが、受けループの体を成していることから振り直しが効きやすく、噛み合っていた。

役割対象:ドリュ、ミトム、ゲロゲ、ナット、ウオノラゴンなど

 

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トゲデマル@弱保

性格:慎重

特性:頑丈

調整:172(252)-118-83-×-137(252)-117(4)

技 :アイヘ / アンコール / 願い事 / ニードルガード


ラプラス対策と言いつつダイストリームが受からない貧弱マスコット。

ドヒドとセットでいなす必要はあるが、誘い込んで倒せるメリットの方が大きかった。

弱保はダイマ状態のキッスを返り討ちにするために持たせた。

ダイマを合わせる前提の対策になるが、いざ運用してみるとそこそこの確率で処理できたため、シーズン4〜5を通して使い続けた。

アンコールはエルフーンを流して毒を撒く機会を作ったり、一撃技を固定して願い事で回復を測るのに役立った。

願い事は基本的に自身の体力管理のみに使用した。

B方面はとんでもなく脆いので、通常の鋼タイプと同じ扱いはしない方がよい。

役割対象:ラプラスエルフーン、ストリンダー、ジュラルドン、アロキュウなど

 

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クレベース@厚底ブーツ

性格:腕白

特性:頑丈

調整:202(252)-137-259(252)-×-66-49(4)

技 :つららばり / ボディプレ / 鉄壁 / 再生


ドリュを除いた物理エース全般に強い物理受け。

火力と行動保証を持ち合わせていることから、対面選出や特殊アタッカーへの強引な突っ張りなどが可能であり、ダイマ環境との相性の良さを感じた。

ただ、一度攻めに転じるとサイクル復帰が困難になるため、運用には思い切りが必要だった。

厚底ブーツは持たせることでカバの毒ダメージを稼ぐサイクルに参加したり、そのまま後続の物理エースに対応したりできた。

これにより選出枠が1つ空くので、対応範囲も広げられた。

打点はガルドに何もできない問題はあるが、これ以外に考えられない。

役割対象:ミミッキュ、ギャラ、アマガ、パッチラゴン、ホルードカビゴン、カバ、パルシェン、ガラルダルマ、ナット、ウォーグル、タチフサグマなど 

 

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ピクシー@残飯

性格:穏やか

特性:天然

調整:202(252)-×-93-115-156(252)-81(4)

技 :ムンフォ / 火炎放射 / 瞑想 / 月の光


最終日前まではCに努力値を割いてリリバの実を持たせた対面重視の型で運用していたが、役割対象としていたアイアントヒヒダルマを終盤ほとんど見かけなかったため、最終日にサイクル重視の型へ切り替えた。

使った印象としては、耐性が少ないので後続との相性補完を組みにくいが、積み技に強いことでギリギリサイクル運用できる、といった感じ。

ダイマ枯らしのクッションとしてよく投げたので、持ち物は回復実でもよかったかもしれない。

残飯はキッスへの後出しを安定させる目的で持たせていたが、守るがないので普通に突破された。

型と要件定義を間違えた感がある。

役割対象:ドラパ、サザン、ブシン、ピクシー、トゲキッスなど

 

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ドサイドン@カゴの実

性格:慎重

特性:ハードロック

調整:222(252)-160-151(4)-×-117(252)-60

技 :ロクブラ / 地震 / 角ドリル / 眠る


ヒトム絡みのサイクルを崩す要因として採用。

技範囲とサイクル性能を両立するため、ドリル持ちの眠カゴ型とした。

何の工夫もしなくてもエースの後出しを牽制できる強みがあり、受けポケモンの後出しを誘えることでドリルの試行回数も稼ぎやすかった。

HDでも十分な火力を持つので、多少の不利対面もダイマで強引に切り返せた。

役割対象:ヒトム、アマガ、パッチラゴン、トゲキッスなど

 

【選出パターン】

ドヒドイデリーフィア+ピクシー

…ミミドラパドリュキッスのようなメジャーな並びへの選出。相手の型を見ながら誰で詰めていくか検討し、自分からダイマを切って攻め込んでいく。


ドヒドイデリーフィアトゲデマル

ラプラス入りへの選出。デマルを駆使して毒を撒く機会を作り、撒いた後はタイプ受けで毒ダメージを稼ぐ。相手のダイマはドヒドでいなす。


ドヒドイデリーフィアドサイドン

…ヒトム入りへの選出。ドリルの試行回数を稼いで後は祈る。


ドヒドイデクレベース+ピクシー

…ギャラ入りへの選出。クレベの再生に特殊アタッカーを合わせられるとサイクル的に不利なので、ダイマを切って強引に突破する。数的有利を取った後はギャラに毒を撒いて何とかする。ガルドがいると上記立ち回りが通じないので、ほぼ負ける。


ドヒドイデクレベースドサイドン

…カバ入りへの選出。ドヒドカバ対面で毒を撒き、裏のクレベと回して毒ダメージを稼ぐ。エースはドヒド以外のポケモンで抑え込む。ドリュが物凄く重い。

 

【重いポケモン・構築】

下に行く程勝率が悪い。


キンシ身代わり残飯ギルガルド…今期遭遇したガルドの大半はこの型だった。シャドボのDダウンを引かないようひたすら祈った。


ドヒドイデ…ドリル以外に突破手段がない。攻め構築のクッションとして採用されてるやつは特にキツい。


アイアント…ピクシーからリリバの実を没収したため、勝てるポケモンがいない。個体数が少ないのが幸い。


雨パ…ペリッパーを素早く処理できない。エースに切り返せるポケモンもいない。


渦潮滅びアシレーヌ…型を読んでいても1体は確実に持っていかれる。ケアのし辛さから、対受けル最強ポケモンだと思う。


フシギバナ…対面から突破する手段がない。

 

【終わりに】

今期の構築はこれまでの集大成とも言える内容だったので、結果を残せて嬉しいです。

ただ、プレイングに関してはかなり未熟でした。

最終日は切断バグの対策として、ほとんどの試合を動画に収めていたのですが、見返すとプレミが散見されました。

あと、最後の数戦はとんでもなく運が良かったです。

次回はプレイングでも満足のいく内容で2桁に乗れるよう頑張ります。

最後まで目を通していただきありがとうございました。