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【剣盾S16シングル】スカーフ鬼火ルナアーラ展開【最終115位/2019】

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諦めずに使い続けてよかったです。

 

【構築経緯】

ルナアーラの特性とスカーフ鬼火を組み合わせることで、相性関係を無視して相手を無力化しつつルナアーラを生存させられると考えたので、引き先となるテッカグヤとの並びから構築を組み始めました。

ルナアーラテッカグヤはサンダーに弱いので、サンダーに強い補完枠と組み合わせていろいろ試しましたが、最終的にはカイオーガ軸への選出枠を圧縮できるランターンを採用しました。

ここまでで受けサイクルに強いポケモンがいなかっため、受けサイクル視点で対応が難しい思念エースバーンを採用し、残りの補完枠には相手のエースバーンを受けられるランドロス、初手ダイジェット勢に睨みを効かせられるウツロイドを採用して構築が完成しました。

 

【コンセプト】

ルナアーラのスカーフ鬼火で相手を無力化し、テッカグヤでダメージをばら撒いた後、ルナアーラで上から倒す。

ルナアーラのスカーフトトリックで展開を阻害し、裏で詰める。

 

【個別紹介】

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ルナアーラ@スカーフ

性格:臆病

特性:ファントムガード

調整:213(4)-×-109-189(252)-127-163(252)

技:シャドーレイ/エアスラ/トリック/鬼火

 

対面性能と展開阻害性能の両方を兼ね備えており、ほとんどの構築に初手で出すことができました。

コンセプトとなる鬼火の他、トリックは壁展開・受けサイクル・ザシアン軸で増えていたカバルドンの欠伸展開を阻害する技として重宝しました。

打点はシャドーレイだけでほぼ完結していて、エアスラは最後にウーラオスへの打点として採用しましたが、スカーフトリック後にSを上げる手段としても役に立ったので、採用して正解でした。

火力は伝説相手だと不足気味ですが、基本的にはテッカグヤでダメージをばら撒いた後に攻めるので、カバルドンが2発で落ちないことを除けば特に困りませんでした。

選出率は最多で、伝説枠としてふさわしい活躍でした。

 

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テッカグヤ@残飯

性格:図太い

特性:ビーストブースト

調整:193(164)-×-159(172)-127-121-103(172)

技:放射/宿り木/守る/身代わり

・16n+1調整

・スカーフS4カバルドン抜き

 

耐久力が若干足りておらず、役割対象の物理アタッカーすら起点にできるか怪しいレベルですが、鬼火を撒いておけばそれなりに後出しから受けにいくことができました。

受けた後は持ち前の粘り強さでダメージを稼ぐことができましたが、相手を倒しきれずにTOD負けすることも多かったので、シーズン終盤は処理速度を意識して読みを通すプレイングを心掛けていました。

体力管理の面でも交代際に宿り木を差し込むことは非常に重要なので、このポケモンを使う上で読み合いは避けられないのですが、得られるアドバンテージが大きいのはいいところでした。

放射はラスカと入れ替えながら使いましたが、最終的には剣舞ザシアンとナットレイに強い放射を採用しました。

ちなみにラスカだとダイスチルでBを上げられるので、対面選出で戦いやすかったです。

 

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ランターン@カゴのみ

性格:穏やか

特性:蓄電

調整:232(252)-×-78-97(4)-140(252)-87

技:熱湯/ボルチェン/怪電波/眠る

※技は最終日にコロコロ変えていたので、最後に採用してたものを記載してます。

 

カイオーガとサンダーを同時に対策できる唯一無二の性能を持っており、選出をまとめやすい点で非常に優秀でした。

ただ、カイオーガに対してはあくまでクッション役なので、このポケモンを活かすためには周りの打点がもっと必要だと感じました。

技は熱湯と眠る以外の2枠が詰めきれていませんでしたが、スカーフ持ちと相性のいいボルチェン、特殊アタッカーの火力を削いでテッカグヤに繋げられる怪電波を採用しました。

カイオーガ軸だけでなくザシアン軸に対してもよく選出してましたが、ザシアンにダイマックスで1回だけ行動できるのが偉かったです。

 

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 エースバーン@チョッキ ※キョダイマックス個体

性格:意地っ張り

特性:リベロ

調整:155-184(252)-95-×-96(4)-171(252)

技:かえんボール/とび膝/思念/飛び跳ねる

 

ルナアーラ軸で崩せない受けサイクルをたくさん崩してくれました。

持ち物はムゲンダイナのダイマックスほうやカイオーガ、サンダーとの打ち合いを意識してチョッキにしました。

チョッキを持たせると非ダイマ状態で臆病ゼルネアスのC+2ダイフェアリーを耐えるくらいの耐久になります。

火力は意地っ張りで採用したことで、受けサイクルのヌオーを低乱数2発(32.8%)で落とせたりと、他の場面を取ってもちょうどいい加減でした。

思念は受け崩しとしての打点だけでなく、火力UPや先制技無効による対面性能も得られるので、想像以上に使い勝手が良い技でした。

ただ、シーズン終盤になると単体では刺さらなくなった印象です。

ステロでお膳立てするにはサイクルが脆弱過ぎたので、対面で強いポケモンをもう1枠確保できていれば、ルナアーラと合わせて強い選出を作れたのかなと思います。

 

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ランドロス@お盆

性格:腕白

特性:威嚇

調整:196(252)-165-156(252)-×-100-112(4)

技:地震/自爆/蜻蛉/ステロ

 

エースバーンを受けるために採用しました。

同時に電気受けもできるので、選出がまとまりやすかったです。

受けるためにダイマを切ることがそこそこ多かったので、自爆を採用しました。

岩石封じや空を飛ぶよりは裏とのシナジーがあり、使い勝手が良かったです。

あと、個体がいなくて叶わなかったのですが、相手のランドの下は取っておくべきでした。

 

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ウツロイド@パワフルハーブ

性格:臆病

特性:ビーストブースト

調整:195(84)-×-68(4)-165(140)-155(28)-170(252)

技:メテビ/パワージェム/草結び/クリアスモッグ

・控えめゼルネアスのエレキフィールドC+2ダイサンダー確定耐え

 

初手ダイジェット勢とゼルネアスへ睨みを効かせるために採用しました。

ザシアン軸やカイオーガ軸には全く選出出来ませんでしたが、この構築の穴埋め要員として活躍してくれました。

上記の軸以外は明確な受け要員がいない環境だったため、選出しやすかったです。

特に意図はなくビーストブーストでSが上がる調整になっていましたが、相手がダイマックスで切り返してくる時にダイジェットを打たせ辛くできるので、結果として正解でした。

 

【選出パターン】

対ザシアン

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤランターン

相性:○

ザシアン、ウーラオスが初手の場合は鬼火してからテッカグヤに引いて対処していました。

シーズン終盤はカバルドンが増えてきており、トリックが刺さることも多かったです。

ウーラオスが鉢巻だった時はルナアーラのダイジェットで突破していました。

相手にエースバーンがいると選出が歪まされて負けることがありました。

 

カイオーガ

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤランターン

相性:△

当初はエースバーンで崩していく想定でしたが、終盤になるとカバルドンランドロスが増えたのでルナアーラを選出していました。

ナットレイの宿り木をうまくかわせるかどうかが勝敗の分かれ目でした。

全体的に拓を通していかないと勝てないなので、勝率は不安定でした。

 

対黒馬バドレックス

選出:ルナアーラ(初手)+ランドロス+エースバーン

相性:△

バドレックスがスカーフか襷だと負けてしまうのですが、どうしようもないので割り切っていました。

それよりも裏にバンギラスがいたときサイクル不利になるので、交代読みを決める必要があるのが辛かったです。

最終日は幸運なことに1度も当たりませんでした。

 

対ムゲンダイナ

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤ+エースバーン

相性:◎

ルナアーラのトリックで相手の動きを制限してエースバーンで崩す動きが強力でした。

攻め方の手順さえ間違えなければ安定して勝つことができました。

 

対日食ネクロズマ

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤランターン

相性:◎

テッカグヤの宿り木が刺さることが多く、安定して勝てました。

ヒレの処理に若干迷いますが、シャドーレイを連打すれば受け先がいないので、大抵突破できました。

 

イベルタル

選出:なし

相性:×

中途半端に対策しても勝ち目がないと思ったので、選出を用意していなかったです。

今期は数を露骨に減らしていたので助かりました。

 

対白馬バドレックス

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤランターン

相性:○

初手でバドレックスが出てくる構築には鬼火で勝つことがきました。

後発で出てくる場合はトリルに注意しなければならず、たまに負けることがありました。

 

対ゼルネアス

選出:ルナアーラ(初手)+ウツロイド+@1

相性:?

スカーフトリックで展開を阻害した後、ウツロイドでゼルネを無力化して勝つつもりでした。

ウツロイドクリアスモッグを採用してからは1回しか当たらなかったので、相性はわからないです。

 

対ホウオウ

選出:ウツロイド(初手)+ルナアーラテッカグヤ

相性:△

当初はエースバーンで崩していく想定でしたが、ホウオウが突破できないのでこの選出をしてました。

テッカグヤで聖なる炎のPPを枯らすことが勝ち筋となります。

取り巻きを身代わりの起点にできるので、勝てないことはなかったです。

 

他にディアルガゼクロム、Bキュレムなどがいますが、あまり当たらなかったので割愛します。

 

【重いポケモン

伝説ポケモンとの相性は前述の通りなので、一般ポケモンから数匹だけ。

 

ドラパルド

ルナアーラダイマで強引に突破されるのが辛かったです。

仮にダイマを合わせたとして、チョッキだとダイジェット+ダイホロウすら耐えられるので勝てません。

対処法として鬼火した後にランドへ引く立ち回りをしていたのですが、有効な対策とは言えませんでした。

 

エースバーン

ランドロスダイマをいなすことはできても、その後の処理にいつも悩みました。

不意打ちがあるとどうしようもなかったです。

 

ポリゴン2

…黒馬バドレックスの対策として終盤数を増やしており、ルナアーラが動かし辛かったです。

テッカグヤに打点がない個体がそこそこいたので、宿り木で何とかしていました。

 

ガマゲロゲ

…隙を見せると一瞬で3縦させられるので、成り行き次第でどうにもならないことがありました。

 

【終わりに】

ルナアーラはストーリーで一番思い入れのある伝説ポケモンだったので、活躍させれてよかったです。

最終日はこくばバドレックスを対策している構築が増えており、ルナアーラの一貫が取れなくなっていたので、早めに撤退しました。

鬼火展開構築は初手の対応範囲が広くてとても好きなのですが、7世代から使い回していることもあり、別の構築を探していきたいです。

竜王戦ルールはあと1ヶ月しかないですが、いろいろ試しながらゆっくり潜りたいと思います。

最後までお目通しいただきありがとうございました。