物理技でだいたい確一

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【剣盾S16シングル】スカーフ鬼火ルナアーラ展開【最終115位/2019】

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諦めずに使い続けてよかったです。

 

【構築経緯】

ルナアーラの特性とスカーフ鬼火を組み合わせることで、相性関係を無視して相手を無力化しつつルナアーラを生存させられると考えたので、引き先となるテッカグヤとの並びから構築を組み始めました。

ルナアーラテッカグヤはサンダーに弱いので、サンダーに強い補完枠と組み合わせていろいろ試しましたが、最終的にはカイオーガ軸への選出枠を圧縮できるランターンを採用しました。

ここまでで受けサイクルに強いポケモンがいなかっため、受けサイクル視点で対応が難しい思念エースバーンを採用し、残りの補完枠には相手のエースバーンを受けられるランドロス、初手ダイジェット勢に睨みを効かせられるウツロイドを採用して構築が完成しました。

 

【コンセプト】

ルナアーラのスカーフ鬼火で相手を無力化し、テッカグヤでダメージをばら撒いた後、ルナアーラで上から倒す。

ルナアーラのスカーフトトリックで展開を阻害し、裏で詰める。

 

【個別紹介】

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ルナアーラ@スカーフ

性格:臆病

特性:ファントムガード

調整:213(4)-×-109-189(252)-127-163(252)

技:シャドーレイ/エアスラ/トリック/鬼火

 

対面性能と展開阻害性能の両方を兼ね備えており、ほとんどの構築に初手で出すことができました。

コンセプトとなる鬼火の他、トリックは壁展開・受けサイクル・ザシアン軸で増えていたカバルドンの欠伸展開を阻害する技として重宝しました。

打点はシャドーレイだけでほぼ完結していて、エアスラは最後にウーラオスへの打点として採用しましたが、スカーフトリック後にSを上げる手段としても役に立ったので、採用して正解でした。

火力は伝説相手だと不足気味ですが、基本的にはテッカグヤでダメージをばら撒いた後に攻めるので、カバルドンが2発で落ちないことを除けば特に困りませんでした。

選出率は最多で、伝説枠としてふさわしい活躍でした。

 

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テッカグヤ@残飯

性格:図太い

特性:ビーストブースト

調整:193(164)-×-159(172)-127-121-103(172)

技:放射/宿り木/守る/身代わり

・16n+1調整

・スカーフS4カバルドン抜き

 

耐久力が若干足りておらず、役割対象の物理アタッカーすら起点にできるか怪しいレベルですが、鬼火を撒いておけばそれなりに後出しから受けにいくことができました。

受けた後は持ち前の粘り強さでダメージを稼ぐことができましたが、相手を倒しきれずにTOD負けすることも多かったので、シーズン終盤は処理速度を意識して読みを通すプレイングを心掛けていました。

体力管理の面でも交代際に宿り木を差し込むことは非常に重要なので、このポケモンを使う上で読み合いは避けられないのですが、得られるアドバンテージが大きいのはいいところでした。

放射はラスカと入れ替えながら使いましたが、最終的には剣舞ザシアンとナットレイに強い放射を採用しました。

ちなみにラスカだとダイスチルでBを上げられるので、対面選出で戦いやすかったです。

 

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ランターン@カゴのみ

性格:穏やか

特性:蓄電

調整:232(252)-×-78-97(4)-140(252)-87

技:熱湯/ボルチェン/怪電波/眠る

※技は最終日にコロコロ変えていたので、最後に採用してたものを記載してます。

 

カイオーガとサンダーを同時に対策できる唯一無二の性能を持っており、選出をまとめやすい点で非常に優秀でした。

ただ、カイオーガに対してはあくまでクッション役なので、このポケモンを活かすためには周りの打点がもっと必要だと感じました。

技は熱湯と眠る以外の2枠が詰めきれていませんでしたが、スカーフ持ちと相性のいいボルチェン、特殊アタッカーの火力を削いでテッカグヤに繋げられる怪電波を採用しました。

カイオーガ軸だけでなくザシアン軸に対してもよく選出してましたが、ザシアンにダイマックスで1回だけ行動できるのが偉かったです。

 

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 エースバーン@チョッキ ※キョダイマックス個体

性格:意地っ張り

特性:リベロ

調整:155-184(252)-95-×-96(4)-171(252)

技:かえんボール/とび膝/思念/飛び跳ねる

 

ルナアーラ軸で崩せない受けサイクルをたくさん崩してくれました。

持ち物はムゲンダイナのダイマックスほうやカイオーガ、サンダーとの打ち合いを意識してチョッキにしました。

チョッキを持たせると非ダイマ状態で臆病ゼルネアスのC+2ダイフェアリーを耐えるくらいの耐久になります。

火力は意地っ張りで採用したことで、受けサイクルのヌオーを低乱数2発(32.8%)で落とせたりと、他の場面を取ってもちょうどいい加減でした。

思念は受け崩しとしての打点だけでなく、火力UPや先制技無効による対面性能も得られるので、想像以上に使い勝手が良い技でした。

ただ、シーズン終盤になると単体では刺さらなくなった印象です。

ステロでお膳立てするにはサイクルが脆弱過ぎたので、対面で強いポケモンをもう1枠確保できていれば、ルナアーラと合わせて強い選出を作れたのかなと思います。

 

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ランドロス@お盆

性格:腕白

特性:威嚇

調整:196(252)-165-156(252)-×-100-112(4)

技:地震/自爆/蜻蛉/ステロ

 

エースバーンを受けるために採用しました。

同時に電気受けもできるので、選出がまとまりやすかったです。

受けるためにダイマを切ることがそこそこ多かったので、自爆を採用しました。

岩石封じや空を飛ぶよりは裏とのシナジーがあり、使い勝手が良かったです。

あと、個体がいなくて叶わなかったのですが、相手のランドの下は取っておくべきでした。

 

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ウツロイド@パワフルハーブ

性格:臆病

特性:ビーストブースト

調整:195(84)-×-68(4)-165(140)-155(28)-170(252)

技:メテビ/パワージェム/草結び/クリアスモッグ

・控えめゼルネアスのエレキフィールドC+2ダイサンダー確定耐え

 

初手ダイジェット勢とゼルネアスへ睨みを効かせるために採用しました。

ザシアン軸やカイオーガ軸には全く選出出来ませんでしたが、この構築の穴埋め要員として活躍してくれました。

上記の軸以外は明確な受け要員がいない環境だったため、選出しやすかったです。

特に意図はなくビーストブーストでSが上がる調整になっていましたが、相手がダイマックスで切り返してくる時にダイジェットを打たせ辛くできるので、結果として正解でした。

 

【選出パターン】

対ザシアン

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤランターン

相性:○

ザシアン、ウーラオスが初手の場合は鬼火してからテッカグヤに引いて対処していました。

シーズン終盤はカバルドンが増えてきており、トリックが刺さることも多かったです。

ウーラオスが鉢巻だった時はルナアーラのダイジェットで突破していました。

相手にエースバーンがいると選出が歪まされて負けることがありました。

 

カイオーガ

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤランターン

相性:△

当初はエースバーンで崩していく想定でしたが、終盤になるとカバルドンランドロスが増えたのでルナアーラを選出していました。

ナットレイの宿り木をうまくかわせるかどうかが勝敗の分かれ目でした。

全体的に拓を通していかないと勝てないなので、勝率は不安定でした。

 

対黒馬バドレックス

選出:ルナアーラ(初手)+ランドロス+エースバーン

相性:△

バドレックスがスカーフか襷だと負けてしまうのですが、どうしようもないので割り切っていました。

それよりも裏にバンギラスがいたときサイクル不利になるので、交代読みを決める必要があるのが辛かったです。

最終日は幸運なことに1度も当たりませんでした。

 

対ムゲンダイナ

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤ+エースバーン

相性:◎

ルナアーラのトリックで相手の動きを制限してエースバーンで崩す動きが強力でした。

攻め方の手順さえ間違えなければ安定して勝つことができました。

 

対日食ネクロズマ

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤランターン

相性:◎

テッカグヤの宿り木が刺さることが多く、安定して勝てました。

ヒレの処理に若干迷いますが、シャドーレイを連打すれば受け先がいないので、大抵突破できました。

 

イベルタル

選出:なし

相性:×

中途半端に対策しても勝ち目がないと思ったので、選出を用意していなかったです。

今期は数を露骨に減らしていたので助かりました。

 

対白馬バドレックス

選出:ルナアーラ(初手)+テッカグヤランターン

相性:○

初手でバドレックスが出てくる構築には鬼火で勝つことがきました。

後発で出てくる場合はトリルに注意しなければならず、たまに負けることがありました。

 

対ゼルネアス

選出:ルナアーラ(初手)+ウツロイド+@1

相性:?

スカーフトリックで展開を阻害した後、ウツロイドでゼルネを無力化して勝つつもりでした。

ウツロイドクリアスモッグを採用してからは1回しか当たらなかったので、相性はわからないです。

 

対ホウオウ

選出:ウツロイド(初手)+ルナアーラテッカグヤ

相性:△

当初はエースバーンで崩していく想定でしたが、ホウオウが突破できないのでこの選出をしてました。

テッカグヤで聖なる炎のPPを枯らすことが勝ち筋となります。

取り巻きを身代わりの起点にできるので、勝てないことはなかったです。

 

他にディアルガゼクロム、Bキュレムなどがいますが、あまり当たらなかったので割愛します。

 

【重いポケモン

伝説ポケモンとの相性は前述の通りなので、一般ポケモンから数匹だけ。

 

ドラパルド

ルナアーラダイマで強引に突破されるのが辛かったです。

仮にダイマを合わせたとして、チョッキだとダイジェット+ダイホロウすら耐えられるので勝てません。

対処法として鬼火した後にランドへ引く立ち回りをしていたのですが、有効な対策とは言えませんでした。

 

エースバーン

ランドロスダイマをいなすことはできても、その後の処理にいつも悩みました。

不意打ちがあるとどうしようもなかったです。

 

ポリゴン2

…黒馬バドレックスの対策として終盤数を増やしており、ルナアーラが動かし辛かったです。

テッカグヤに打点がない個体がそこそこいたので、宿り木で何とかしていました。

 

ガマゲロゲ

…隙を見せると一瞬で3縦させられるので、成り行き次第でどうにもならないことがありました。

 

【終わりに】

ルナアーラはストーリーで一番思い入れのある伝説ポケモンだったので、活躍させれてよかったです。

最終日はこくばバドレックスを対策している構築が増えており、ルナアーラの一貫が取れなくなっていたので、早めに撤退しました。

鬼火展開構築は初手の対応範囲が広くてとても好きなのですが、7世代から使い回していることもあり、別の構築を探していきたいです。

竜王戦ルールはあと1ヶ月しかないですが、いろいろ試しながらゆっくり潜りたいと思います。

最後までお目通しいただきありがとうございました。

 

 

 

【剣盾S11シングル】毒びし+溶けるマホイップ【最終7160位】

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ごめんよマホイップ…

 


【組み始め】

マホイップがトップメタに刺さらなくもない環境だったので活躍できる構築を組もうとした。

当初は無難に瞑想してダイマで暴れる構築を組んでいたが、場作りが必要な割にリターンが少ないことからお蔵入りとなった。

その後、ダイマ時の場持ち性能と毒びし+溶ける+マジフレによる対応範囲の広さに着目し、改めて構築を組んだ。

 


【個別紹介】

構築経緯に沿って記述する。

 

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マホイップ@オボンのみ

性格:図太い

特性:スイートベール

調整:172(252)-×-134(212)-130-141-90(44)

技:ドレインキッス/マジフレ/溶ける/再生

・キョダイ個体

・素早さ4振りアーマーガア抜き


かわいいの権化。

溶けるを採用したのは今回が初めてだったが、ダイマなしでも立ち回れる強みがあった。

ダメージレースに勝利するため溶けると両採用されがちな瞑想は毒びし+マジフレに代替えして、打点を確保しつつダメージレースに勝利できる体制とした。

このポケモンの最も強いところはダイマによってゴリ押し耐性をつけられるところであり、毒びし展開とは好相性であった。

尤も、これは特殊アタッカーをマジフレで抑えられる環境だったからこそ成り立つ戦術であり、来期以降は成立しなくなる。

成果を残すことができず残念だった。

 


ヒトム@スカーフ

性格:臆病

特性:浮遊

調整:151(204)-×-141(108)-125-127-144(196)

技:オバヒ/ボルチェン/鬼火/トリック

・パッチラゴンのダイドラグーンを大体耐える

・ダイジェット+1ホルード抜き


物理アタッカーにラムを貫通して鬼火を入れたり壁展開や毒びしを踏む前の耐久ポケモンにトリックしたりする。

起点作成要員であるがどくびし無効の相手へ高打点を有するため、ダイマすることもそれなりに多かった。

ダイマ終了後はスカーフ鬼火を入れてマホイップで詰めていく。

ダイジェット耐性があるので後述するモロバレルとの相性も良かった。

ただ、対面選出の駒にならない構成としてしまったが故に裏選出のパターンを狭めることとなってしまった。

ボルチェンを放電に変えていれば少しは裏選出とのシナジーが取れていたかもしれない。

 


ハリーセン@襷

性格:陽気

特性:威嚇

調整:141(4)-147(252)-105-×-75-150(252)

技:滝登り/アクジェ/怖い顔/毒びし

 


毒びしを憶えるポケモンの中では素早さが高いこと、毒びしを踏ませたい炎とフェアリーを引かせる性能があること、威嚇で場作りできることから採用に至った。

怖い顔のおかげでパッチラゴンやラムのみ持ちをマホイップの起点にできるのがとても良かった。

襷+先制技でストッパーっぽいことをできないかとも思ったが、流石に火力が低すぎた。

 


ゲンガー@残飯

性格:臆病

特性:呪われボディ

調整:135-77(4)-80-182(252)-95-178(252)

技:ヘド爆/祟り目/ドレパン/身代わり

・キョダイ個体


毒びし展開で勝てないバレル入りやハピナス入りをメタる裏エース。

ハピナスを崩す際にはダイナックルを積む必要がある。

後述するガマゲロゲで受け要員を誘い、身代わりでアドバンテージを取る動きが強かった。

その他相手は上から雑に殴っていくことになる。

構築単位で高速アタッカーを受けられるポケモンモロバレルしかいなかっため、このポケモンを充分に活躍させられなかった。

 


ガマゲロゲ@突撃チョッキ

性格:意地っ張り

特性:すいすい

調整:181(4)-161(252)-95-×-95-126(252)

技:アクアブレイク/地震/ドレパン/飛び跳ねる

 


2エースともヒトムに弱いため、明確なメタとして起用した。

選出時は受け駒が減ることから初手ダイマが多かった。

ダイマ中は苦手なバレルに抗えるよう、飛び跳ねるを採用していた。

これにより最低1回は後続へダメージを与え、ゲンガーのヘド爆圏内に入れることができた。

ゲンガーがいない時はバレルの胞子で相手の行動を阻害しつつ殴ることになるが、非ダイマ時の素早さが足りないので分が悪かった。

 


モロバレル@黒いヘドロ

性格:呑気

特性:再生力

調整:221(252)-105-134(252)-105-101(4)-31

技:タネ爆/ヘド爆/胞子/光合成

ドヒドイデの下から胞子を打てる最遅個体


水全般をメタるため最後に構築入りした。

ウーラオスへの後出し性能は高かったが、アシレには構築に毒タイプが多いことで交代読みサイキネを打たれがちだった。

それ以外の物理には強いとも言いがたい耐久であったため、ロトムの鬼火でサポートしていた。

ヘド爆はミラーの時に削りを入れて、ゲンガー引きのタイミングを作るために採用していた。

 


【選出パターン】

ハリーセン+ヒトム+マホイップ

…先発はハリーセンとヒトムのどちらからでもスタートできる。

マホイップに繋ぐ前に毒びしを撒いたり起点を作成したりするが、TOD負けしないために残数は2体以上としていた。

ダイマはマホイップがゴリ押しされるのを防ぐ時か、ヒトムで相手を崩せる時に切っていた。

マホイップで要塞となる動きの成功率は高かったが、急所で負けることも少なくはなかった。

 


ヒトム+バレル+ゲンガー

…ヒトムのボルチェンや鬼火からバレルに繋げて詰めていく。

この動きで障害となるハピナスやバレルをゲンガーで起点にする。

受け構築向けの選出なので、数的有利を取れればバレルで詰めることができた。

 


ヒトム+バレル+ガマゲロゲ

…欠陥選出。ヒトムのボルチェンや鬼火からバレルに繋げて詰めていく。

ヒトムがいる時にガマゲロゲを裏に置くことになる。

この場合ガマゲロゲで数的有利を取ることが大切だが、胞子によるサポートがあっても素早さが低いため、最速起きされるとほぼ負けに直結していた。

 


ガマゲロゲ+バレル+ゲンガー

…欠陥選出。まずは初手ダイマで荒らして、その後に出てくるゲロゲ受けをゲンガーの身代わりで起点にする。

次にゲンガーが苦手とする相手をバレルで受けなければならないが、ゲロゲを捨てたとてバレルで受けが成立しないことが多かった。

 


【重いポケモン・構築】

下に行くほど勝率が悪い。

 

リザードン

ガマゲロゲとの初手対面で突っ張ってくれれば容易に勝てる。

それ以外の展開だとヒトムの体力を残して立ち回る必要があるのだが、展開要員なのでそれ自体の立ち回りが窮屈であった。

素直に突っ張ってくる相手にはダイマで返すなどの立ち回りで何とかなっていた。

 


バイバニラ

…ヒトムを選出できていないと1.5体を犠牲にしなければ倒せなかった。

 


オンバーン

…ヒトム+マホイップでケアできるが、マホイップがオンバーン以外に刺さらず選出できないことが多かった。

するとヒトムで初手ダイマするなど変則的な動きをしなければならず、アドバンテージが大きく取れないので大抵巻き返されて負けていた。

 


サザンガルド

…ヒトムとチョッキゲロゲで対策できる気になっていたが、サザンガルド+αの並びを崩すことができずに負けていた。

サザンに明確に有利を取れるのがマホイップしかおらず、そのマホイップがガルドの起点になってしまうのが良くなかった。

 


ゲロゲナット

…構築段階からどうしようもなかった。

あまり遭遇しないことから切っていた。

 


【終わりに】

毒びし展開はうまくいっていたが、裏選出が強い並びになっていなかったこと、選出・立ち回りが詰めきれていなかったことが問題だった。

いずれも基本的なところの躓きであるため、見直しの機会を持つのが遅すぎたと反省している。

今になって考えると、裏選出に対面選出を作るのは表選出のリソースからして無理があったのかなと思う。

表選出にリソースを割きすぎたという訳ではないので、裏選出も積み展開でまとめるのが無難だったかもしれない。

とはいえこのような"かもしれない"を試す時間はなかなか取れない背景もあり、その解決策としては経験を蓄積して構築精度を高めていくしかないのだろうと思ったため、今回記事を書くに至った。

100戦以上潜ったシーズンは今後も記録として残していこうと思う。

【剣盾S5シングル】トゲキッスに抵抗する受けループ【最終67位】

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初めての2桁順位達成。受けループは純正からやや外れました。

 

【組み始め】

受けループを組むにあたって、ダイマ環境に最も適した受けポケモンと考えているHDドヒドイデを始点とし、物理受け1体と特殊受け1体を添える形で選出パターンを組んだ。

その際、天敵かつ頻繁に遭遇するトゲキッスを強く意識し、全員に何らかの抵抗手段を持たせることにした。

 

【個別解説】

構築経緯に沿って解説する。

 

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ドヒドイデ@黒いヘドロ

性格:穏やか

特性:再生力

調整:157(252)-×-173(4)-73-213(252)-55

技 :熱湯 / 毒毒 / トーチカ / 再生


構築の始点かつサイクルの要。

初手で強引に毒を撒き、サイクル戦の突破口を作る役割を担っていた。

相手を毒毒状態にしておくことで、ダイマ切りのタイミングが少し読みやすく感じられた。

トーチカは読み合い全般を有利にするため、ダイマターンを枯らすために採用していた。

この構成だと身代わりや積み技に弱いので、周りの性能(天然、連続技、アンコール)でカバーした。

役割対象:ドラパ、ミミッキュカビゴン、カバ、ギルガルド、ガラルダルマ、リザ、エースバーン、ガエン、パルシェン、ピクシー、トゲキッスアシレーヌ、ナットなど

 

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リーフィア@ゴツメ

性格:陽気

特性:葉緑素

調整:162(172)-147(132)-150-×-85-155(204)

技 :リーフブレード / アイアンテール / 甘える / 光合成

・耐久無振りトゲキッスに対し、通常状態へのアイアンテールダイマ状態へのダイスチルで確定。

・最速ドリュウズ抜き調整。


ドリュとミトムの両方に後出し可能な草タイプ。

不安定要素は当然あるが、これらのポケモンに対処できる術を持つだけ偉いと思う。

ゴツメはドリュを倒すより前に、アイへ突っ張りで光合成のPPが枯らされるのを防ぐため持たせていた。

アイアンテールはキッスの後出しを咎める目的で採用した。

他の草タイプだと宿木で少しずつ削る展開になるが、大きく削れることでサイクルの負荷をかなり抑えられた。

読み合いを制する必要は出てくるが、受けループの体を成していることから振り直しが効きやすく、噛み合っていた。

役割対象:ドリュ、ミトム、ゲロゲ、ナット、ウオノラゴンなど

 

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トゲデマル@弱保

性格:慎重

特性:頑丈

調整:172(252)-118-83-×-137(252)-117(4)

技 :アイヘ / アンコール / 願い事 / ニードルガード


ラプラス対策と言いつつダイストリームが受からない貧弱マスコット。

ドヒドとセットでいなす必要はあるが、誘い込んで倒せるメリットの方が大きかった。

弱保はダイマ状態のキッスを返り討ちにするために持たせた。

ダイマを合わせる前提の対策になるが、いざ運用してみるとそこそこの確率で処理できたため、シーズン4〜5を通して使い続けた。

アンコールはエルフーンを流して毒を撒く機会を作ったり、一撃技を固定して願い事で回復を測るのに役立った。

願い事は基本的に自身の体力管理のみに使用した。

B方面はとんでもなく脆いので、通常の鋼タイプと同じ扱いはしない方がよい。

役割対象:ラプラスエルフーン、ストリンダー、ジュラルドン、アロキュウなど

 

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クレベース@厚底ブーツ

性格:腕白

特性:頑丈

調整:202(252)-137-259(252)-×-66-49(4)

技 :つららばり / ボディプレ / 鉄壁 / 再生


ドリュを除いた物理エース全般に強い物理受け。

火力と行動保証を持ち合わせていることから、対面選出や特殊アタッカーへの強引な突っ張りなどが可能であり、ダイマ環境との相性の良さを感じた。

ただ、一度攻めに転じるとサイクル復帰が困難になるため、運用には思い切りが必要だった。

厚底ブーツは持たせることでカバの毒ダメージを稼ぐサイクルに参加したり、そのまま後続の物理エースに対応したりできた。

これにより選出枠が1つ空くので、対応範囲も広げられた。

打点はガルドに何もできない問題はあるが、これ以外に考えられない。

役割対象:ミミッキュ、ギャラ、アマガ、パッチラゴン、ホルードカビゴン、カバ、パルシェン、ガラルダルマ、ナット、ウォーグル、タチフサグマなど 

 

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ピクシー@残飯

性格:穏やか

特性:天然

調整:202(252)-×-93-115-156(252)-81(4)

技 :ムンフォ / 火炎放射 / 瞑想 / 月の光


最終日前まではCに努力値を割いてリリバの実を持たせた対面重視の型で運用していたが、役割対象としていたアイアントヒヒダルマを終盤ほとんど見かけなかったため、最終日にサイクル重視の型へ切り替えた。

使った印象としては、耐性が少ないので後続との相性補完を組みにくいが、積み技に強いことでギリギリサイクル運用できる、といった感じ。

ダイマ枯らしのクッションとしてよく投げたので、持ち物は回復実でもよかったかもしれない。

残飯はキッスへの後出しを安定させる目的で持たせていたが、守るがないので普通に突破された。

型と要件定義を間違えた感がある。

役割対象:ドラパ、サザン、ブシン、ピクシー、トゲキッスなど

 

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ドサイドン@カゴの実

性格:慎重

特性:ハードロック

調整:222(252)-160-151(4)-×-117(252)-60

技 :ロクブラ / 地震 / 角ドリル / 眠る


ヒトム絡みのサイクルを崩す要因として採用。

技範囲とサイクル性能を両立するため、ドリル持ちの眠カゴ型とした。

何の工夫もしなくてもエースの後出しを牽制できる強みがあり、受けポケモンの後出しを誘えることでドリルの試行回数も稼ぎやすかった。

HDでも十分な火力を持つので、多少の不利対面もダイマで強引に切り返せた。

役割対象:ヒトム、アマガ、パッチラゴン、トゲキッスなど

 

【選出パターン】

ドヒドイデリーフィア+ピクシー

…ミミドラパドリュキッスのようなメジャーな並びへの選出。相手の型を見ながら誰で詰めていくか検討し、自分からダイマを切って攻め込んでいく。


ドヒドイデリーフィアトゲデマル

ラプラス入りへの選出。デマルを駆使して毒を撒く機会を作り、撒いた後はタイプ受けで毒ダメージを稼ぐ。相手のダイマはドヒドでいなす。


ドヒドイデリーフィアドサイドン

…ヒトム入りへの選出。ドリルの試行回数を稼いで後は祈る。


ドヒドイデクレベース+ピクシー

…ギャラ入りへの選出。クレベの再生に特殊アタッカーを合わせられるとサイクル的に不利なので、ダイマを切って強引に突破する。数的有利を取った後はギャラに毒を撒いて何とかする。ガルドがいると上記立ち回りが通じないので、ほぼ負ける。


ドヒドイデクレベースドサイドン

…カバ入りへの選出。ドヒドカバ対面で毒を撒き、裏のクレベと回して毒ダメージを稼ぐ。エースはドヒド以外のポケモンで抑え込む。ドリュが物凄く重い。

 

【重いポケモン・構築】

下に行く程勝率が悪い。


キンシ身代わり残飯ギルガルド…今期遭遇したガルドの大半はこの型だった。シャドボのDダウンを引かないようひたすら祈った。


ドヒドイデ…ドリル以外に突破手段がない。攻め構築のクッションとして採用されてるやつは特にキツい。


アイアント…ピクシーからリリバの実を没収したため、勝てるポケモンがいない。個体数が少ないのが幸い。


雨パ…ペリッパーを素早く処理できない。エースに切り返せるポケモンもいない。


渦潮滅びアシレーヌ…型を読んでいても1体は確実に持っていかれる。ケアのし辛さから、対受けル最強ポケモンだと思う。


フシギバナ…対面から突破する手段がない。

 

【終わりに】

今期の構築はこれまでの集大成とも言える内容だったので、結果を残せて嬉しいです。

ただ、プレイングに関してはかなり未熟でした。

最終日は切断バグの対策として、ほとんどの試合を動画に収めていたのですが、見返すとプレミが散見されました。

あと、最後の数戦はとんでもなく運が良かったです。

次回はプレイングでも満足のいく内容で2桁に乗れるよう頑張ります。

最後まで目を通していただきありがとうございました。

【S12 使用構築】鬼羽ダイブリザX【最高2017/最終2008】

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約1年半ぶりにレート2000乗りました。

 

【組み始め】

以前から使用している並びを改良する方針で検討。(改良前の構築記事↓)

前期使用構築【最高1996/最終1853】 - 物理技でだいたい確一

切り返し要素のトリルが相手に利用されてしまう事例を受け、常に上を取る電磁波を主軸に構成を見直した。

ミミッキュには上記展開が通じないため、他の対策を講じるよう心掛けた。

  

【個別解説】

 

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リザードンリザードナイトX

性格:陽気

特性:もうか→固い爪

調整:メガ後 185(252)-151(4)-131-×-105-167(252)

技 :ドラゴンダイブ/ニトチャ/鬼火/羽休め

 

初手のステロ要員に繰り出せる鬼羽型。

同じく初手に選出されるリザードンX、ゲンガー、ゲッコウガ辺りに引きたくないと考え、ドラゴンダイブを採用した。

単純に火力が高い他、不意打ち性能に長けており、対面で1体倒しつつ後続に負荷をかける動きがよく通った。

また、ドラゴンダイブには20%の怯み効果が付いているため、サンダー、カビゴン、ポリ2といった耐久ポケモンでも強引に突破できた。

以下、ドラゴンダイブの主要ダメ計。

 

B4リザX…109.8~130.7%

H252メガゲンガー…66.4〜79.0%(二トチャ込みで確定)

B4ゲッコウガ…86.3~102.0%(半減二トチャ込みで確定)

H4ジャラランガ…100.6〜120.5%

 

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クレセリアゴツゴツメット

性格:図太い

特性:ふゆう

調整:227(252)-×-189(252)-96(4)-150-105

技 :こごかぜ/電磁波/月の光/三日月の舞

 

グロス、マンダ、ガルーラを対策する枠。

トリル型と比較して、無理にアタッカーを連れていかなくても良いのが使いやすかった。

こごかぜ1ウェポンの構成だが、電磁波型だと強引に起点にしてくる相手(マンダ、リザX、ウルガ、その他挑発持ち辺り)がいるため、個人的には必須技だと考えている。

ミミッキュは先に鬼火を入れておくことで、こご風→再生+ゴツメによる削り→三日月の舞→ニトチャの起点といった切り返しが可能だった。(特化ミミッキュの鬼火込み+6シャドクロで57.2~67.8%のダメージ)

三日月の舞で疲弊したリザX、PPの枯れたグライオンを復活させる動きが強い。

 

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フリージオ@コオリZ

性格:臆病

特性:ふゆう

調整:185(236)-×-70-115-171(124)-158(148)

技 :フリドラ/零度/再生/黒い霧

・C特化レヒレのドロポン+ドロポンZ確定耐え

・最速ランドロス抜き

 

ヒレ、ゴーリ、ポリゴンZを対策する枠。

最速が基本となるポケモンだが、レヒレへの行動回数を増やすために耐久振りで使い始めたところ、以前の被ダメージに満足できなくなってしまった。

最速を放棄したデメリットとして、ガブリアスに対面で負けること、レボルトに上から格闘Zを叩き込まれることが挙げられる。

それでも選出機会はレヒレ向けが大半であるため、使用感としては悪くなかった。

むしろ零度がたくさん打てる分、精神面でアド。

 

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グライオン@毒毒玉

性格:慎重

特性:ポイズンヒール

調整:179(228)-116(4)-146(4)-×-139(252)-118(20)

技 :地震/身代わり/羽休め/バトンタッチ

 

ヒードランギルガルドを対策する枠。

ギロチンはサイクル特化していない構築だと分が悪い運ゲーになりやすいと感じ、バトン型に変更した。

有利対面を周りの行動保証へと繋げつつ、終盤は詰め要員として活躍できる点が素晴らしい。

相性関係が曖昧な相手にはPP枯らしをチラつかせ、無理やり引かせる動きを取った。

痺れ待ちの身代わり連打は1回アドが取れればいい方で、あまり強い動きではない。

 

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エンペルト

性格:控えめ
特性:激流
調整:171(92)-×-109(4)-165(148)-136(116)-99(148)
技 :ねっとう/カノン/こごかぜ/身代わり

・激流カノンZでH4アーゴヨン確1

アーゴヨンの+2流星群Z確定耐え

・こごかぜ込みで意地ミミッキュ抜き

 

ゲッコウガアーゴヨンを対策する枠。

打点を激流カノンZへ集約させており、空いた枠には自身の性能を引き上げられる技を採用している。

ミミッキュ対策のS振りはギルガルドテッカグヤ、ポリ2辺りにも有効で、これらの並びを崩す枠として大変重宝した。

カノンZを水耐久ポケモンに躱されることが多かったので、信頼できる対策枠が欲しいところ。

(後述するジャローダが本来その枠だった。)

 

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ジャローダ@混乱実

性格:臆病

特性:天邪鬼

調整:156(44)-×-116(4)-120(196)-117(12)-181(252)

技 :リフスト/めざ炎/身代わり/蛇睨み

・リフスト×2でH4ミミッキュ確定

 

雨パ、ギャラを対策する枠。

受け出し性能と切り返し性能を両立するポケモンとして採用したが、1度受け出すと次の場面で突っ張ることができず、切り返せない展開が多かった。

そもそも高速アタッカー相手に止まるので、この枠はスカーフ持ちかカムラの実持ちが適切だったかもしれない。

ジャローダ自身は技範囲が刺されば強かった。

 

◯選出パターン

とりあえず簡素に書き留める。

詳細は後日追記予定。

 

リザ+クレセ+@1

…大抵この選出。@1枠で対応範囲を変えるのが楽しかった。

 

グライ+クレセ+エンペorフリージオ

…前者の2体で受け回しつつ、3体目でサイクル崩壊を狙う選出。

 

ジャロ+クレセ+リザorエンペ

…ジャロが刺さっている時の選出。

 

リザ+エンペ+ジャロ

…対ギャラアゴ選出。正直勝てない。

 

◯重いポケモン・構築

例によって下に行く程勝率が悪い。

 

ウツロイド…ステロのせいでリザが出しにくい。エンペが刺さっていれば戦えるが、受けポケがいると負け。

 

ガブリアス剣舞を積まれると負けなので、ジャロかクレセを対面させるよう心がける。

 

破壊ポリゴンZ…テクスチャー読みでフリージオを投げると即死する。

 

ステロゲンガー…体力が削れた状態でゲンガーと対面したら誰も勝てない。

 

ヒレガモス…零度一発当て願望フリージオ投げ。

 

バシャーモ…膝外し願望エンペ投げ。

 

◯終わりに

最後まで目を通していただきありがとうございました。

鬼羽ダイブリザXのお試し用QRパを作ったので、興味のある方は是非。

 

Pokémon Global Link

 

来期も頑張ります。

 

何かあればツイ垢まで→ジオ (@jio_poke) on Twitter

前期使用構築【最高1996/最終1853】

※最初から常体なので注意

 

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最高1996/最終1853

採用順に書いていく

 

臆病フリージオ@コオリZ
Sを最速ランド抜き、残りHD
フリドラ/零度/黒い霧/再生
役割対象としているレヒレの火力が最近増したと感じ、HDに厚く振った型
代わりに臆病レボルトが重くなるが、遭遇数をレヒレと天秤にかければ切って正解だったと思う
バトン対策枠としての運用については、後述するクレセのトリルと合わせることで安定して対処可能だった(ジャラランガにも有効)

 

図太いクレセリア@ゴツメ
HBぶっぱ
冷ビ/月の光/トリル/みかまい
ヒレと組むことが多い物理アタッカー
(バシャ・グロス)に受け出す駒として採用
この枠には長らくカバルドンを採用してきたが、受けサイクルにおいてはあくび択を何度も制する必要があり、フリージオへの砂ダメも痛手だったため、乗り換えた
トリルは後続の行動保証を作るとともにみがわり択、怯みゲーを回避することができ、使い勝手が良かった(マンダガルドの並びに暴発してしまうことも多かったが)
みかまい採用は当初設定した役割とのミスマッチ感からシーズン終盤まで渋っていたが、トリル後のスムーズな退場や、選出が腐り気味の際に他のポケモンの対面性能を復帰できることから必要枠として捉えるようになった
ミミッキュに弱いのだけが惜しい

 

陽気リザードン@リザードナイトX
HSぶっぱ
ドラクロ/ニトチャ/鬼火/羽
鋼+龍の並びを崩す手段を確保するのに毎回苦慮すること、最後の枠になるほどその回答を用意し辛くなることを踏まえ、3番目に採用
このポケモンが苦手とするステロの阻止は受けサイクルにおいて困難なため、初手に繰り出せる鬼羽型
対面性能(ブラフ含め)がそこそこあり、初手に8割選出した
耐性は優秀だが、数値が決して高くないポケモンであるため、2体を立て続けに相手するのは難しいと感じた
(ゲッコウガの水手裏剣に追撃されたりゲンガーのヘド爆受けきれなくなったり)
また、カグヤ・ナットのような遂行力が遅い鋼に対してサイクル戦を仕掛け、零度により勝ちを拾いに行く狙いもあった
が、実際には宿り木やステロで削られたところにアタッカーを差し込まれ、受け切れなくなる場面が多かった
技構成についてはこれで良かったと思うが、テテフにめちゃくちゃ弱いのが残念
余談だが鬼羽リザXのドラゴンダイブに可能性を感じる
ニトチャ→ダイブでHSゲンガー、CSゲッコウガ確定
リザX、サザンドラが確1
(メガラティアスは低乱数)
サンダー、ポリ2を怯ませて突破可能

 

控えめエンペルト@ミズZ
同速意識のS実数値88、Cぶっぱ、アゴの+2流星群Z耐えまでHD振り分け
熱湯/ラスカノ/冷ビ/カノン
テテフゲッコウガアーゴヨンへの対策枠
とはいえ1度しか受け出すことができず、崩し速度が求められたため、カノンZを採用した(メガネの時期もあったが、マンダ入りに出し辛かったので変更)
カノンZはゲンガー、リザX(Yは激流込み)を確1にする火力があり、ガルドポリ2を削るのにも役立った
2対目のZ枠となるが同時選出したいという場面はなく、ハマり役だったと思う


慎重グライオン@毒毒球
テンプレHD配分、残りA
地震/封じ/ギロチン/羽
ガルドドランが重く、電気無効枠もいないということで採用を強いられた枠
このポケモンを選出した時の勝率は非常に悪かった
最初はガルドドランを起点にギロチン連打すればサイクル勝ちできると踏んでいたが、数値的余裕のなさから試行回数を稼げず、そもそもミミッキュと組んでいるPTが多いため、受け回し選出が成立しなかった
まあグライ対策に無抵抗なのが悪い

 

臆病ジャローダ@混乱実
ミミッキュに勝てるHB確保してSぶっぱ、残りC
リフスト/りゅうは/めざ炎/リフレク
これまで草タイプは役割範囲が狭
い(という周りの意見を鵜呑みにしていた)のが理由で倦厭してきたが、フリージオ+物理受けから組むと必ず重くなるギャラ、雨に強く出られることから必要枠と感じ、採用に至った
中でもこのポケモンは受けサイクルに辛い高速鋼への打点を持ち、バンギレヒレのような受け回しの効かない並びへの回答にもなるため、勝ち数にかなり貢献した
ミミッキュに対面で勝てるのが超絶偉い
惜しいと感じた点はゲンガーに無抵抗でやられること、初撃が弱く岩封のような制圧技との相性が悪いこと

 

◯重いポケモン
下に行くほど勝率が悪い

ウツロイド
倒すのは容易だがステロが防げない

ガブリアス
ステロが防げない上に倒し辛い
このポケモンの使用者はやたらアドを取りたがる傾向にあるので、こちらも強気にリザを初手選出し、鬼火を当てる
体感6割はこの立ち回りが通用した

ガルド
型も構築もバリエーションが多過ぎる
三日月の舞を採用したことで幾分かマシにはなった
このポケモンのためにグライを選出する(できる)ことはほとんどなかった

ラティアス
ジャロに睨みを採用してた頃は麻痺入れてドラクロで倒していた(外してからは遭遇していない)
なんだかんだ40戦に1回は見かける存在なので意識した方がいいのかもしれない

バンギ
まともに行動されたらまず勝てない
ジャロやエンペが打点を持つものの、取り巻きが崩せないため、リザードンの鬼火で機能停止させに行く
それでも詰めきるのは難しく、勝率はかなり低かった

ドラン
グライでギロチン即当てが勝ち筋
最初はエンペで圧力かければ勝てると思っていたが、何故か今期は身代わり型が多く、トリル枯らしやマズストの定数ダメ稼ぎに屈服した
勝率を上げるならクレセに電磁波が必須になりそう

サンダー
今期はこのポケモンをよく見かけた
特にバンギと並べられるのがきつかった
グライオンは岩封からギロチンの試行回数を稼げるが、受けの余裕がないのでバンギ等を容易に差し込まれる(冷パンバンギには対面で勝てない)

テテフ
エンペルトが2サイクル目で倒されるのに対し、こちらが1サイクルで他のポケモンを倒すのは(取り巻き的に)難しい
交代読みを決めるかジャローダが刺さっていればワンチャン

サザン
よく並べられるグロスに対しクレセリアが絶対選出となるため厳しい
数が少ないので対策は切っていた


総括書く気力がないのでこれで終わり
拙い文章に目を通していただきありがとうございました

 

MBCを振り返る(2)

2ヶ月前の大会を今更振り返るやつがいるらしい()
大会の詳細は前回の記事のリンクから↓

jiopoke.hatenablog.com

今回で残りの内容を全て振り返ります

 

※以下、常体になります

 

〇第2試合(vs @ありすさん)

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パートナーズが似た者同士対決
こちらの残りパートナーズは相手のゲンガー・テッカグヤが重いため、その内から2体または1体を選出に組み込むことにした
どのパートナーズを採用するかは、次の対戦相手を見据えて決めることに↓f:id:jiopoke:20170918184721j:plain
コケコに隙を見せるレヒレを今回選出することにした
次に、どのような戦術を組むか考えた
受け回しはクサZバシャや雷パンバシャを考慮すると困難であったため、またしても対面チックに攻めることに
初手で有利を取れるポケモンを探すと、襷トリルゲンガーに行き着いた
これにより相手の初手ゲンガーに強く出られるため、トリルエースにレヒレを起用
たまたま王冠未使用かつS個体値が15~16であったことから、トリル下でミロカロスより早く動くことが可能となった
また、瞬間火力が必要な立ち位置なのでミズZを採用
それでもレヒレの遂行速度は遅いので、相手を倒し切る前にトリルが切れてしまうことが考えられた
そこで、トリルの最終ターンにリフレクを貼り、後続のサポートをすることにした
これにより、相手のバシャがトリルの最終ターンに素早さを上げてくる場合やトリル終了後にスカガブで一貫を取られる場合のケアができるようになった
後続にはリフレクのサポート込みで活躍できそうなメガバシャーモを採用
ここまでを基本選出とした
この展開だとトリル中のテッカグヤが少々厄介であったため、牽制として自由枠からヒトムを採用
他はどうしても保管が組めなかったので、零度でワンチャンを作れるフリージオと電気を牽制できるガブリアスを連れて行った
以下、互いのPTと使用個体詳細

 

@ありすさん:f:id:jiopoke:20170918185819p:plainf:id:jiopoke:20170802215302p:plainf:id:jiopoke:20170802215248p:plainf:id:jiopoke:20170802215205p:plainf:id:jiopoke:20170802215225p:plainf:id:jiopoke:20170918185904p:plain
自分:f:id:jiopoke:20170918185958p:plainf:id:jiopoke:20170802215205p:plainf:id:jiopoke:20170802215225p:plainf:id:jiopoke:20170802215248p:plainf:id:jiopoke:20170802215313p:plainf:id:jiopoke:20170802215007p:plain

 

臆病HSフリージオ@氷Z
フリドラ零度再生みがわり

控えめCSゲンガー@襷
シャドボ鬼火トリル呪い
意地hAsバシャーモ@メガ
フレドラスカイアッパー剣舞守る

陽気ASガブリアス@ホノオZ
ダイブ地ならし炎の牙剣舞

控えめHCカプ・レヒレ@ミズZ
波乗りムンフォ瞑想リフレク
臆病HSヒトム@光の粘土
オバヒボルチェンリフレク光の壁

 

ヒトムが刺さっていたので一瞬出そうかとも考えたが、相手のガブリアスをケアできる選出が思い浮かばず、予定通りゲンガー(初手)+カプ・レヒレバシャーモを選出することにした
もしガブリアスの代わりにテッカグヤを連れて来ていたのなら、この選出も変わっていたかもしれない
(そもそもガブリアスの採用は相手のカグヤを誘うことになるので今思えば失敗だった気がする)
実際の対戦は下記のBV参照

 

《BV》
SU5G-WWWW-WWW8-2CML

 

 



 

 


結果 負け
バシャーモにZ技を消費したのが最大の敗因だった
素守るを見た時点でクサZバシャかバトンバシャの可能性がほとんどなのだから、クサZなら後続の起点、バトンならリフレク込みでバトン先とタイマンと考え、Z技を温存して動くべきだった
最初にレヒレを火力が必要な立ち位置と捉えておきながら、実践にその考えが反映できておらず、いかに自分が頭でっかちなプレイヤーであるかを思い知らされる内容であった
ただ、対戦自体はとても楽しく、リレー戦術も今後使っていきたいと思えた

 

〇第3試合(vs がるDさん)

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負ければ予選敗退が決まる試合
がるDさんは既に2勝しており、決勝進出に向けてコケコを選出してくることが確定していた
しかしそのコケコが(物理型と仮定すると)こちらの残りパートナーズ全員にぶっ刺さっており、それらのみを選出して勝つのは困難であったため、残りパートナーズから2体+他1体の選出で敗者復活戦への進出を目指した
残りパートナーズからの選定においては、コケコに隙を見せるレヒレを除いたフリージオとゲンガーが決定、+1枠として、これらが苦手なミミッキュ・コケコに強いカバルドンを自由枠から再び連れてきた
カバルドンへの役割集中が気がかりだったので、持ち物はフィラのみ
このままだと相手の自由枠で鋼か特殊炎が来た時に辛いので、以下の取り巻きを採用した
ロゼルガブリアス…対ウルガモス要因、ミミッキュに弱くならないためのロゼル
バシャーモ…対鋼要因、このポケモンを出す時点でコケコが受けられない選出を強いられるので襷
カプ・レヒレ…選出を悟られないため
以下、互いのPTと使用個体詳細

 

がるDさん:f:id:jiopoke:20170802215026p:plainf:id:jiopoke:20170802215039p:plainf:id:jiopoke:20170802215205p:plainf:id:jiopoke:20170918185904p:plainf:id:jiopoke:20170918190324p:plainf:id:jiopoke:20170802215302p:plain
自分:f:id:jiopoke:20170918185958p:plainf:id:jiopoke:20170802215205p:plainf:id:jiopoke:20170802215225p:plainf:id:jiopoke:20170802215248p:plainf:id:jiopoke:20170802215313p:plainf:id:jiopoke:20170802215326p:plain

 

臆病CSフリージオ@コオリZ
こごかぜ絶対零度原子の力自己再生
臆病CSゲンガー@メガ
シャドボヘド爆こごかぜ鬼火
うっかりやCSバシャーモ@襷
放射めざ氷鬼火守る
陽気ASガブリアス@ロゼル
地震アイテステロ吠える
控えめCSカプ・レヒレ@ミズZ
なみのり冷ビ雨乞い瞑想
腕白HBカバルドン@フィラのみ
地震氷の牙怠けるあくび

 

自由枠から来たテッカグヤはゲンガーで誤魔化すと腹に決め、予定通りカバルドン(初手)+フリージオ+ゲンガーを選出した

実際の対戦は下記のBV参照

 

《BV》
TS3G-WWWW-WWW8-4N9N

 

 



 


結果 負け
最後に牙を外したり最速起きされたりはしたものの、29ターン目に恩返しから入られていたらその可能性すらなかったので、普通にサイクル負けしていた
勝ち筋を追うならば、26ターン目から択ゲーを仕掛けるべきだったが、不利択には違いなく、構成段階で勝負がついていたのかなーと思う
特に威嚇によるカバルドンの遂行力低下は事前考察において全く考慮できていなかった
今後サイクルPTを組む上で注意していきたい

 

〇おわりに
結果としては1勝2敗で予選落ち
全体を通して展開が読み切れないことによるプレミが多かったので、今後対戦数を増やすなどして経験を積んでいきたい
大会としては、局所的メタゲームが可能であったことから、思考がまとまりやすく、非常に楽しい内容であった
主催のt/Tさんや対戦してくださったKさん、@ありすさん、がるDさんに感謝すると共に、今後も強くなれるよう対戦に励みたい